2020年の漢字は「闘」
2020年も暮れようとしています。
年始には「今年は変化の年にしよう」なんて考えていましたが、コロナ禍という外的要因によって想像と違う変化の年になりました。
色んなものと向き合って闘う必要性に迫られた一年でした。
あーしんどかった。
とはいえ何とか生き延びただけで今年は十分頑張ったということにします。
お疲れさまでした!
note退会を決め移行先を検討した結果Mediumを選択しました。
を晒しますので参考になさってください。
先に言ってしまうとnoteの方が使いやすいしメリットが多いです。
それでもnote退会を決めた経緯はコチラです。
− 移行先検討プロセス
−− 記事の読みやすさ
−− note既存記事の移行しやすさ
−− 記事の書きやすさ
−− サービスがなくなるリスクの低さ
−− 運用コストの低さ
− Mediumに決めた理由
− 実際の移行プロセスとnoteとの違い
−− 移行の基本
−− 記事内の画像
−− 記事内のリンク
−− 記事のタグ
−− 下書き保存からの公開
−− 目次
−− 課金システム
−− noteでフォローしていた皆さん
−− …
運営の人権意識の低さ、批判に真摯に耳を傾けない姿勢に失望したのでnote退会します。
長らく愛用してきたサービスを「運営への失望」を理由に退会するのは本当に残念です。
なお、利用を継続する方、引き続き運営を応援する方に対してその方針に何ら異議はありません。
私個人の見解に基づく判断として退会するだけです。
− 私がnoteを好きだった理由
− 私がnoteをやめる理由
− 引っ越し先の条件など
− 現時点での候補
− 最後に
− 追記
冒頭で「運営への失望」と書きました。
失望するということはその前は応援したり期待したりしていたということです。
私がnoteに登録したのは2014年の5月です。
学生時代からmixiやら個人ブログやらで文章を書き散らかしていた私が、久しぶりに「文章の発信先として利用してみようかな」と思ったのは「投げ銭」について知ったからです。
「全コンテンツを無料で参照できるようにした上で、良かったら課金できる」という「投げ銭」システムに感動したのです。
確か運営側はそのような使い方を想定しておらず、ユーザーによって「発明された」手法だったと記憶しています。
殺伐とすることもあるインターネット空間において、こんな形で個人同士が結びつくのは画期的で新しく、希望があるなと感じたものです。
しばらくはユーザーが増えない時期が続いていましたが、ここ何年かで爆発的にメジャーなサービスになった印象です。
「ブログやってます」ではなく「noteやってます」と言われるほどに差別化できたのは、苦しい時期にも真摯にユーザーに向き合い続けてきたからだと思います。
私はイチユーザーとして59記事をアップしてきましたが、単にユーザーというだけでなくnoteというサービスや会社のファンでもありました。
多くの人がnoteを始めるのを見て「ね、いいでしょ。僕はだいぶ前から良さに気付いて使ってましたけど」という、マイナーアイドルグループの古参ファンのような気持ちになっていました。
そんな古参ファンである私がnoteをやめる理由は「運営への失望」です。
最近note社の起こした不祥事の代表例が「IPアドレス流出」「DV被害者への二次被害助長」「ホームレス状態の方への『取材』記事の表彰」です。
比較的短期間に立て続けに不祥事を起こしています。
「DV被害者への二次被害助長」の際は記事著者、運営共に謝罪しました。
あまりスッキリとする対応ではありませんでしたが、運営が自らの非を認め改善を約束したという点で「退会」までは思いとどまりました。
しかし3つ目の件については、個人的に許容しかねるものでした。
件の記事は「人を人として見ていない」ものであり、かつそれに無自覚であるという非常にタチの悪いものでした。
あろうことかそれを「面白いコンテンツ」として表彰し連載化することは、人権意識に著しく乏しいと言わざるを得ません。
連ツイ で色々思うところを書きましたが、以下のツイートに書かれた内容に尽きます。
さかなクンさんは魚が大好きで興味持って調べて発信していますが何の問題もないですよね。
しかし、さかなクンさんが魚に向き合うのと同じ態度で人が人に向き合うのはダメですよね、という話だと思う。
- た か は し ウ ォ ー カ ー (@takahashiwalker) November 15, 2020
・note既存記事の移管が楽
・無料
・広告なし
・スマホから投稿可能
・シンプルなUI
・記事内にURL投稿時に自動でアイキャッチ化してくれる
・記事内にTwitter、Facebookのリンク投稿時に自動で最適化してくれる
・記事のカテゴリ化が可能
・投げ銭的な機能はあれば嬉しい程度
・アクセス解析機能はあれば嬉しい程度
・SEOは強ければ嬉しいがそれほど求めない
・アフィリエイト収入などでの収益化は考えていない
「既存記事の移行が容易」という点ではMediumが良さそうです。
はてなブログもうまくカスタマイズするといい感じに作り込めそうなのですが、無料だと広告が入ってしまいます。
有料にすれば広告消せますし年額8000円ちょいならいいかな・・・。
WordPressやWix、Strikinglyなど個人サイトを作るのも一つですが、少しでも運営コストがかかるのは避けたいので優先度低めです。
note運営の皆さん、私のnoteをご覧いただいた皆さん、これまでありがとうございました。
「決してnoteやcakesにPVを与えてなるものか」とまでは考えていないので、noteやcakesの記事は普通に読むでしょうし、シェアもすると思います。
移行先が決まったら退会するので本記事も消えます。
takahashiwalkerというハンドル名は継続するつもりなので「引き続き発信を読みたい」と思ってくださる方がいらしたら、そちらで探してみてください。
運営を批判する論調で書きましたが、例の記事を読んだときに「これは人を人として見ていないやつだ!」と直感的に感じたものの、うまく言語化したり整理できない自分自身に対しても強い危機感を覚えました。
無自覚に人の尊厳を踏みにじったり、傷付けたりしてきたことはありますし、今あらゆるシーンでそうでないという自信もありません。
人権や尊厳についての理解の浅さは、今回自らに突き付けられた問いでもあります。
運営批判は「で、あなたはどれだけ人権意識高いんでしたっけ?」というブーメランとして自分に突き刺さります。
今回note運営を批判しましたが、これだけのことを言った分、マシな自分にならねばと思います。
精進。
前職人事の元同僚で今は英語教師やってる社会人RAP選手権優勝のラッパーがいます。(情報量多い)
2020年9月20日(日)18時ー21時に「収穫祭2020」というライブを オンライン配信 するという話を聞きまして。
後述しますがYouTubeチャンネルの登録数が1000人いると嬉しいみたいなんですけど、9月17日現在100名なんですよね。
応援したいな、と思ってインタビュー記事を作りました。
高橋(以下た):MC Pennyは何者か、簡単に来歴を教えてください。
Penny(以下P):今は 中高の英語教師やってます 。
大学院出て就職して法人営業を2年、人事の仕事を4年やってから教師になりました。
た:大学院出てたんですね。
P:早稲田大学の国際教養ってところに入ったんだけど、入学当時は教職課程がなくて。
3年になった頃にできたんだけど学部の内に取り切れなかったのと、BARで出会った人に刺激を受けて「もうちょっとちゃんと勉強するか」と思ったのもあって院進学しました。
た: 企業から教師に転職 というのも珍しいですね。
P: 教師になるのはずっと前から決めてましたね。
就職先にも「30で教師になります」って言ってました。
た:(教師になるの決めてたのに教職課程ない学部に入ったんだ・・・)RAPとの出会いはいつだったんですか?
P:中学の頃から日本語ラップにハマって、 スケボーキング、キングギドラ、ライムスターとか聴いてて 、19歳くらいから友達と曲作って録ってみたいなことを始めました。
社会人になってからも好きで続けてたら 社会人RAP選手権というのに誘われて、 参加したら優勝しました 。
今はすっかり有名人になったGOの三浦さんが主催のイベントでした。
当時は人事だったので 人事らしくスーツにネクタイで出場 しましたね。
た:優勝したと聞いた時は驚きました。
P:2016年には FRISKのリニューアル企画のCMに参加 したりしました。
すごいクリエイターやアーティストが参加するプロジェクトで 「一般人枠が一つあるんですけどどうしますか」 と言われて。
「どうもこうも参加するに決まってるでしょw」 と即参加を決めました。
37歳フリーランス、4歳、1歳男子の父をやっております。
4月から5月までほぼフルリモートで仕事してきたのですが、どーも元気が出ない理由が分かってきました。
人と話すことで元気とかやる気をもらうタイプの仕事人だからコミュニケーション機会が減ると元気が出ない 、というのが一番大きいようです。
あと 人をエナジャイズする(元気付ける)ことが強みなので「高橋さんと話して元気出ました」というリアクションをもらう機会が少ない ことも一因。
人から元気もらって、元気与えてという相互作用が自分の中に陽の気を循環させてたんだと分かりました。
さらに 「移動」による切り替えがないこと も大きい気がします。
基本ずーっと部屋にいて動かないので、ブレイクタイムが作りにくい 。
また、子どもが家にいることもあり、 仕事を切り上げる=家事育児という副業が始まる、なので、真に「休憩」というタイミングがない 。
子どもの世話をしたりする関係上、 日中の仕事時間が削られ、子どもが寝てから仕事を再開するので睡眠時間が減る 、というのもあります。
仕事による貢献度やパフォーマンスを下げたくないので、気合と根性で頑張ってますが、なかなかにしんどいです。
5月後半は「6月も保育園再開しなかったら業務量減らすべく交渉するかな…」くらいまでヘトヘトでした。
幸いにして6月に保育園は再開し(正確には休園→登園自粛要請)、妻と相談して「6月は週3日通わせよう」というところに落ち着いています。
勤め先も「原則出社禁止→出社OK(ただしもろもろ注意してね)」になってくれたので、少し息を吹き返しています。
ひとまず原因は分かってきたのでソリューションを見い出さねばです。
リモートワークはこれからもスポットではなく発生し得ますし、スポットだとしても対策しておくに越したことはないです。
1.人とコミュニケーションを取ることで元気をもらう機会が少ない
2.人とコミュニケーションを取ることでエナジャイズする機会が少ない
3.物理的な「移動」の機会がないので切り替えが難しい
4.仕事と家事育児がシームレスに連続するので休憩がない
5.子どもが寝てから仕事を再開するので睡眠時間が減る
3はあちこちで指摘されていて、4、5は子育て世帯の実態として他でも指摘されていますが、1、2は個人的発見でした。
もちろんリモートワークのメリットもあるのですが、個人的には総合的にストレス値が増大してる感があります。
僕は自身の価値を「 チームや組織に元気を振りまく愉快なおじさん 」と自認しているので「元気が無くなる」は致命的です。
もし似たようなタイプの仕事人の方でうまいこと乗り越える方策を見つけた方がいたら是非シェアしてくださいませ。
Originally published at https://note.com on June 17, 2020.
気が滅入る日々ですが少し心の整理がついてきたので、新型コロナウイルスにまつわる雑感を記しておきます。
なお私は本件について何の専門性も持たない一市民ですのでご承知おきください。
私が信頼を寄せて発信を注視している専門家の一人、高山義浩医師による中国、韓国、日本の対応比較と提言です。
PCR検査のローラー作戦で感染を抑え込んでいる韓国。
しかしながら記事では同じことが日本で困難である理由を 「これに従事する余裕など地域医療にないのです」としています。
一時期イタリア同様の医療崩壊状態と思われていた韓国でローラー作戦が功を奏した(ように現時点で思われる)理由は分かりません。
日本にはないCDCがあるからなのか、医療体制全般がローラーに耐えられるものだったからなのか。
仮説は立ちますが「日本で韓国同様の対策はとても困難である」ということが分かれば今は十分です。
(CDCはアメリカにもあるけど感染爆発してますね)
日本国内でも一部の地域ではドライブスルー形式で検査数を増やす方策を取っているようですが、下記記事にある新潟市は「新型インフルエンザ流行の際に導入実績があり」という部分が大きいのかもしれません。
そんな新潟市でも「対象者を、感染者の濃厚接触者のうち「症状が比較的軽く、自身または家族が自家用車を運転できる人」に限って」実施しているとのことです。
責任を伴わない外野から「こうすれば検査数を日本でも増やせる。やらない政府や専門家会議は何をしてるんだ」という野次を飛ばしている面々よりも、 責任を取る立場や覚悟で発信し行動されている方々を私は信頼しています。
私も含め多くの人が先の見えない不安の中、ストレスが溜まっていると思います。
「お肉券」や「布マスク2枚」のようにストレスのはけ口にしやすいものをスケープゴートにしがちなので、多くのメディアがそれに応えるように煽る報道を繰り返しています。
実際問題、政治のトップにいる人たち(与野党問わず、首長なども含む)による、著しくインテリジェンスに欠けた、また命を軽視した発言に辟易することも多いです。
各国のリーダーの覚悟とインテリジェンスに羨ましさを感じることも多いです。
しかし今は協調の時です。
イデオロギー対立に明け暮れている時では決してありません。
人類史上かつてない脅威を何とかすべく、世界中で戦っている人たちがいます。
最前線の皆さんに感謝し敬意を表すると共に、私たち一人ひとりも戦いの当事者として責任ある発信と行動をしましょう。
私には4歳と1歳の二人の子どもたちがいます。
彼らが大きくなった時に、今の私の行動に胸を張れるように今を一生懸命生きよう。
この状況を乗り越えて、より良い日本の未来を創って自慢したいんですよ。
しんどいし不安ですけど、それに負けて無責任な批判に終始するような人間でありたくない。
プライドを持って危機を乗り越えたい。
希望もたくさんあります。
千葉市の熊谷俊人市長のような優れたリーダーが各地域にいらっしゃること、優れた専門家が多数いること、国や自治体としてできることを必死で考え次々とリリースしている政治家や官僚の皆さんがいること。
※参考(現時点で政府から出ている支援策まとめ)
日本はまだまだ捨てたもんじゃないです。
僕ら一人ひとりが日本の今を守り、未来を創るリーダーです。
乗り越えた後に、みんなで盛大に花見しながら飲みましょう!
Originally published at https://note.com on April 2, 2020.
5年間利用したANAアメックスゴールドをやめてJCB CARD WとビックカメラSuicaカードにしました。
これまで色々と手を尽くして 「スマホでピでほとんどの決済を終える」 を目指してきたのですが、ある程度完成しました。
クレカ持とうか考えてる人、クレカの更新が近づいてる人、お得にキャッシュレス決済したい人とかの参考になればと一連のプロセスを開示します。
もともとほぼ現金決済の生活だったのですが、出張が多くなった時期に空港でキャンペーンやってたのでホイホイ申し込みました。
マイル貯めたかったのと、現金下ろすの面倒くさく感じてたのと、 アメックスとかゴールドとか何かカッコいい という安直な理由です。
年会費29,000円(税抜)はハッキリ言って高かった ですが、勢いで持ってみました。
公共料金の引き落とし …
「力が欲しいか」と言ったのは漫画「ARMS」のジャバウォックですが、私は物理的な力よりも「知識」が欲しいです。
今回は「知識を得ることの意味」の考察に基づいて「 なぜアラフォーのおじさんが『生理』を学んでいるか」と 「生理について知るための良いコンテンツ」 を紹介します。
当然ながら知識だけあっても意味ないので「判断力」「決断力」「実行力」などが必要ですが、ベースになるのは正しい知識です。
知識を得ることの目的は適切な判断や決断に基づく行動のためです。
もちろん知識を得ること自体が楽しくて自己目的化しているケースもありますし、それはそれで良いことです。
その場合の目的は「だって楽しいんだもん」で十分です。
ここで俎上に載せたいのは前者の方です。
裏を返すと 「知識がない」もしくは「誤った知識を持っている」状態では適切な行動ができないので危険 、ということになります。
その結果として誰かを傷付けたり、誤解に基づく発信をして人を巻き込むのは真っ平御免なので、私は知識を得ることを重視しています。
そんなわけで比較的多方面に興味関心を持ち、知識を得ようとしている中で出会った「無知」の対象の一つが「生理」です。
上述したように「知識は大事」スタンスなので比較的幅広く情報収集するようにしています。
そんな中で見つけた「生理」に関して知るためのオススメを4つ紹介します。
1.漫画「生理ちゃん」
私が生理について学ぼうとするキッカケが漫画「生理ちゃん」を読んだことです。
話も面白いのですが、それ以上に 生理に関する生々しい(と思える)描かれ方と自分の知識の無さ に衝撃を受けました。
単行本も出ていますし、Webでも読めるので是非ご覧ください。
2.生理について女性にヒアリングしたnote
妊活や不妊治療の支援事業をやってらっしゃるに吉川雄司さんによるnoteを読んで、分かったつもりになることの怖さとインサイトを知る重要性を強く感じました。
身近な人の生理について男性がどう気遣いをするのが良いか(ないしはしないのが良いか) という視点は今まで気にしたことがなかったので、すごく参考になりました。
女性同士でも理解や体験に幅があり、それゆえの難しさや苦労がある というのも目からウロコでした。
3.ハヤカワ五味さんの活動
ハヤカワ五味さんは生理や生理用品のあり方をアップデートする活動をされている「キュ〜トでクレバ〜な経営者」の方です。
活動趣旨に共感したのでクラウドファンディングで活動を支援したりしています。
「薬局で生理用品を買うと茶色い袋に入れられる」ということに象徴される 「生理は恥ずかしいもの、隠すべきもの」という社会通念の存在 を知ることができました。
4.Ladyknowsというメディア
Ladyknowsは「女性の問題」と捉えられている社会課題を「社会全体の問題」と捉え直し解決を模索する新興メディアです。
「どんな大きな問題も、解決の第一歩は「知る」ことにある」 というメディア名の由来にとても共感します。
「男性の育休」をテーマにしたイベントに育休取得当事者として登壇機会をいただき、メディアのことを知りました。
サイトで紹介されている 「女性の生理期間は一生のうち7年」 というデータは衝撃的でした。
丸一年経過したフリーランス生活を振り返ってみます。
働き方に悩む方の考えるキッカケや後押しになればと思います。
1982年生まれ。
リコーの営業→ワークスアプリケーションズに転職。
コンサルタント、採用、財務経理部門を経て2018年に退職、フリーランスに。
二児の父。
九ヶ月の育休取得経験あり。
一般社団法人Papa to Children(PtoC)理事。
フリーランスになった直後の記事 にも書きましたが、次男誕生を前に働き方を見直す必要性を感じたこと、コンフォートゾーンにいると感じ何かしらチャレンジたくなったこと、「十年在籍、三十五歳」が何となく節目だったから、あたりが理由です。
あとはフリーランスの友人の話を聞いて「そういう働き方アリなんだ」と知った、ということもあります。
私が会社を見る視点は 「事業の社会貢献性」と 「働く人の魅力」 です。
その観点でWantedlyを探したり、人からの紹介で計15社ほどアプローチしました。
当然ながら「何が一番得意なんですか」と専門領域を聞かれることが多かったのですが、私のキャリア上あんまりそういうものはなかったので、答えるのに難儀しました。
評価いただいたと感じたのは「営業コンサルといったいわゆるフロント業務と、人事経理といったバックオフィス業務どちらも経験がある」ということです。
あとは前職ワークスアプリケーションズに十年在籍した、というところも大きかった気がします。
「仕事が大変な会社」という認知をされているようで、実際めちゃめちゃ大変だった上に様々な部門を渡り歩いたので、話題には事欠かなかったです。
何社かからは「正社員として入社してほしい」というありがたいお話もいただいたのですが、フリーランスでやってみようと決めていたのでお断りしました。
結果的に複数社と業務委託契約をするに至ったのですが、それぞれ人からの紹介でした。
独立前は「色々手続き煩雑なんだろうなぁ、面倒くさいなぁ」と思っていましたが、実際面倒くさかったです(笑)
とは言えやればいいだけの話ですし、大体のことはちょいとググれば答えに辿り着けるので、想像していた程ではありませんでした。
・初期的に必要な諸手続き
フリーランス初期に必要な手続きは、開業届と青色申告申請書の提出、厚生年金から国民年金への切り替え、健保から国民健康保険への切り替え、都税事務所での開業手続きなどです。
想像より大変ではなかったですが、役所や税務署に赴いて質問したりもしたので、退職から仕事始めまでに1ヶ月程度期間を空けておいて良かったです。
・確定申告
会計ソフトとしてfreeeを採用しましたが、大変優秀で助かっております。
期限の前月くらいに重い腰を上げましたが、きっちり期限前に提出完了しました。
ごく稀にググってもバシッと答えの出てこない仕訳があったりしたのと、「事業主貸」などといった企業会計では見たことのない科目の使い方に迷ったりしましたが、それほどの負荷ではありませんでした。
とは言え色々調べるのも含めて計7営業日くらいは使ったかもしれません。
ただこれは私が前職で会計をかじっていたからこの程度で済んだんだと思います。
前職の経験がなかったら一人で乗り越えるのはちとキツかったと思います。
フリーランスや個人事業主向けのサポートをしてくれる事業者も増えてくるといいですね。
ちなみに開業届もfreeeで作成しました。
・価格を決める
これは割と悩んだポイントです。
相場が分からないし、価格表があるわけでもない。
自分で自分の価値をお金に換算する、というのは貴重な体験でした。
個人的には「ちょっと高いかな」くらいで契約した方が頑張れるタイプです。
・業務委託契約の締結
財務経理時代、毎日のように契約書見てた経験が生きました。
支払サイト、業務内容、勤務形態など、見るべきポイントがいくつかありますが、この辺もググれば出てきます。
契約書を見慣れてないとちょっと苦労すると思いますが、自分の身を守るため、不要なトラブルを避け信頼関係を構築するためにもしっかり読み解くことをオススメします。
・スケジュール管理
働いている各社との予定、友人とのランチ、イベント参加、夜の予定、保育園の予定、自法人の理事会などなど、役割ごとに予定が入ります。
全部の予定が一つのスケジュール管理アプリに簡単にまとめられるやり方を見付けられず、手作業でせっせとやっています。
これは非常に生産性が低いし、ミスが発生しやすいので本当に何とかしたいです。
一応人事部だったり経理部だったりに所属しているのですが、問題解決のために必要なことは何でもやらせていただいています。
何でもやってきた中の一部を紹介します。
・社長直轄の全社改革プロジェクト推進
経営の7Sとミッション・ビジョン・バリューの一貫性、整合性を整えるべく、現状の課題の洗い出し、クレド刷新、制度ルールの見直しなどを実施する社長直轄プロジェクトに参画しました。
こう書くと経営コンサル的でカッコいいのですが、やったことは割と泥臭くて、メンバーの合宿のファシリテートしたり、クレドのプロトタイプ作ってメンバー30人くらいにインタビューしてフィードバックもらったり、ツテを頼って他社の制度ヒアリングしてドキュメント化したりしました。
経営の基礎を体系的に学ぶ機会になりました。
また、前職でもコンサル時代、採用時代に社長直轄プロジェクトの経験がありましたが、改めて「社長ってすげぇな、大変だな」を間近で体感できました。
・社内システムの導入・利用推進
Confluence、Slack、Unipos、経理システムなどの新規導入や利用推進を実施しました。
コンサルタント時代にシステム導入や保守に関する様々なシーンを経験してきたことが生きたと思います。
これらの仕事をする中でGAS(GoogleAppsScript)をキャッチアップして、少し使えるようになりました。
・経理業務改善
業務とドキュメントフローを整理し最適化したり、経理システムの活用促進したりしました。
これも実際やったことは泥臭くて、経理の皆さん一人ひとりに業務のAsIsをヒアリングして、業務とドキュメントフローのToBeを描いて、実現に向けて何でもやりました。
一番喜んでいただけたのが「キャビネットの整理整頓」で、言葉にするとルーチンぽいのですが、ものすごく頭を使ったし、体も動かしました。
伊東屋に行ってオフィス文具を物色したり、メジャーでキャビネやドキュメントのサイズ測って、最もコストパフォーマンスの良い収納の提案をしたりしました。
あとは各部門の数値を統合するスプレッドシートを作成する中でだいぶスプレッドシートの関数や設定に詳しくなりました。
・パパコミュニティPtoCの 活動
昨年社団法人化したパパコミュニティ「Papa to Children(PtoC)」で理事を務めています。
パパのオフ会イベント「パパ未来会議」の企画運営や、広報対応、SNS運営、サイト運営など仲間と協力しながらやっています。
最近では厚労省イクメンプロジェクトへの参画があったり、8月4日の「大パパ未来会議」こと「ダディバーシティフェス」に向けた動きを加速しています。
企業勤めだとこういった活動がそもそも認められなかったり、許可を取る必要があったりしますが、フリーランスなのでそこは身軽です。
・育休男子.jpとして男性の育休取得を推進する活動
長男誕生時に九ヶ月の育児休業を取得し、男性の育休取得を推進するブログを立ち上げました。
更新頻度はそう高くないのですが、ありがたいことにあちこちから目を留めていただき、取材依頼や企画協力依頼をいただくこともあります。
最近だと以下の記事がややバズりました。
あとポッドキャストにも出演しました。
・noteで働き方や社会問題について発信
以前からちょこちょこ更新していたこのnoteも引き続き時々更新しています。
退職した大きなキッカケが第二子の誕生でした。
在職しながら時短なりフレックス活かして柔軟に働くというやり方もあったのですが、ガラッと環境や立場を変えることとセットで時間配分も変える選択をしました。
働き先全ての契約に「在宅勤務可」と記載してもらうなど、柔軟に調整できるようにさせてもらいました。
また、退職したタイミングでは妻が妊娠中だったので、働く可能性のある会社にはその旨を伝えた上で「産まれる周辺は勤務を減らします」ということも話していました。
原則出社して仕事しつつ、19時台には家に着くようにして、週一回はお迎えのため16時台に退社しています。
子どもが寝た後22時くらいからwebミーティングしたり資料作ったりSlackしたり仕事することも多々あります。
寝かしつけで一緒に寝落ちして「はうっ!皿洗ってねぇ!」となることもあります(汗)
また、夜の予定は極力控えて週一回程度にしています。
分かりやすい専門性を持たず、自分の価値をうまく言語化できていないので、引き続き模索していきます。
少しずつ見えてきたのですが、どうやら私は「20から50くらいの状態を一気に70から80にする」仕事が得意のようです。
「0からの立ち上げ」はある程度やれる気がしますが「80から100」は苦手です。
立ち上がってはいるもののごちゃっとなった状態を整理整頓するのが得意なので 「組織版こんまり」 というキーワードが思い付いたのですがイマイチですかね(笑)
あと 「ポジティブな発信による人と組織のエナジャイズ」 は思った以上に貴重なスキルな気がしているのですが、職務経歴書にどう書いたもんだろう…。
あまり長期ビジョンを持たず、計画的偶発性に任せて日々を一生懸命生きていこうと思ってます。
一応フリーランス生活を2年は続ける予定だったので、1年後どうなっているか楽しみです。
先日はトナシバというところが主催する複業を考えるイベントに登壇させていただきました。
おかげさまでご好評いただけたので、今後もこういった働き方系のイベントにお呼びいただけたら微力ながら貢献します。
一緒に働いてきた皆さんに 「高橋さんはええで!」 と推薦していただけるように自分を鍛えていきますので引き続きよろしくお願いいたします。
定年後、妻や家族から敬遠され孤独に陥った方の相談記事を読みました。
鴻上さんの愛に溢れた鋭い文章に心動かされたのですが、これを読んで思い出したことがあったので書きます。
小6の時、1994年に学校で配布された冊子に似たようなケースを描いた漫画がありました。
もうすぐ定年を迎える会社員が部下と飲みながら
「家族のために一生懸命仕事してきた。ようやくのんびりできると思って妻に「これからは一緒にのんびりしような」と言ったら「今更何よ」と鼻で笑われた。何で「今更何よ」なんだ?俺は何か間違ってたのか?」
と愚痴るシーンが子どもながらに強く印象に残りました。
あれは何の冊子だったんだろう。
男女雇用機会均等法とか、その辺の話だったのかな。
四半世紀前に既に発生していて、当時働き盛りだった世代にとっては「予言」だったことが、この相談者に起こっていることです。
現在36歳で働き盛りの自分と同世代の男性にとっては「家族をないがしろにしていると四半世紀後(もしかするともっと早く)にこうなりますよ」という「予言」です。
「男は仕事、女は家庭」というあり方が、一様に否定されるべきではありません。
それでうまくいく家庭もあるでしょうし、そういう時代もあったのかもしれません。
ただ、それを信じて頑張ってきた帰結としてこのような状態になることは、それほどイレギュラーではなく「そこかしこで起こっている、これからも起こる」ことです。
事実、熟年離婚は増加しています。
「予言」繋がりで「ノストラダムスの大予言」というものがありました。
「1999年7の月に人類は滅亡する」というものです。
世代でない方にとっては「そんなアホな」と思われるかもしれませんが、当時は割とリアルに信じられていた予言です。
「ノストラダムスの予言の書を読み解くと湾岸戦争やダイアナ妃の事故死も予言されていた!」みたいな特集がテレビや雑誌でちょくちょく組まれ、専門家を名乗る人がたくさんいました。
結果人類は滅亡しなかったので、予言は当たらなかったということになります。
では意味がなかったか、というとそうでもなかった気がします。
当時多くの人たちが「本当に人類が滅亡するとしたら自分はどう生きるべきか」を考えたと思います。
メメント・モリ(死を思え)という言葉がありますが、死を思うことは「どう生きるか」を考えることでもあります。
「君たちはどう生きるか」という本が再ヒットしたのも記憶に新しいですね。
予言には、日常の忙しさに追われて考える機会のない大切な問いを思い起こさせてくれる機能があります。
予言というものの機能を踏まえると「あなたは孤独な老人になるでしょう」という予言は 「あなたは(そうならないために)どう生きるか」 という問いかけになります。
特に既婚で会社員の男性にとって有用な問いです。
昭和に生まれた「男は仕事」という価値観は、力を弱めつつも支配的影響力を強く持ったまま平成を生き延び、令和の世でも未だ健在です。
もう少し言うと「男は仕事(だけしていれば良い)」から平成の世を経て
「男は仕事(を今まで通り担いつつ家庭にもリソース割くべし。ちなみに終身雇用とかはもう無理なのでよろしく。残業代出したくないから早く帰って!でも生産性高めて成果はむしろ今まで以上に出してくれるかな?)」
に変化してきたんですよね。
制度も風土も整備が追いついてないのに「いいとも〜」って元気よく言うことを求められてる。
そら「男がつらいよ」ってなりますわ。
ちなみに「女は家庭(のことだけやってれば良い)」は
「女は家庭(を今まで通り守りつつ、仕事ともうまいこと両立して管理職目指してね。あと保育園足りないけど子どもは3人以上産んでくれるかな?)」
に変化し、同様に「いいとも〜」を求められてます。
タモさんに言われてもいいともできないレベルの無理ゲーです。
「予言」を受けて「やべぇ」と気づいたあなたは、是非今日から行動を変えましょう。
小さくてもいいし、何でもいいし、失敗したっていいです。
未来を変える意志を行動で示すことが重要です。
失敗しても諦めず、変革の意志を持ち続けて、行動し続けてください。
こんなこと書いてる私も他人事ではない、予言を受けた当事者の一人です。
一緒に頑張りましょう。
最後に一言。
「未来を明るくするための行動を、してくれるかな?」