#noteやめます 〜引っ越し先検討中〜
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運営の人権意識の低さ、批判に真摯に耳を傾けない姿勢に失望したのでnote退会します。
長らく愛用してきたサービスを「運営への失望」を理由に退会するのは本当に残念です。
なお、利用を継続する方、引き続き運営を応援する方に対してその方針に何ら異議はありません。
私個人の見解に基づく判断として退会するだけです。
− 私がnoteを好きだった理由
− 私がnoteをやめる理由
− 引っ越し先の条件など
− 現時点での候補
− 最後に
− 追記
私がnoteを好きだった理由
冒頭で「運営への失望」と書きました。
失望するということはその前は応援したり期待したりしていたということです。
私がnoteに登録したのは2014年の5月です。
学生時代からmixiやら個人ブログやらで文章を書き散らかしていた私が、久しぶりに「文章の発信先として利用してみようかな」と思ったのは「投げ銭」について知ったからです。
「全コンテンツを無料で参照できるようにした上で、良かったら課金できる」という「投げ銭」システムに感動したのです。
確か運営側はそのような使い方を想定しておらず、ユーザーによって「発明された」手法だったと記憶しています。
殺伐とすることもあるインターネット空間において、こんな形で個人同士が結びつくのは画期的で新しく、希望があるなと感じたものです。
しばらくはユーザーが増えない時期が続いていましたが、ここ何年かで爆発的にメジャーなサービスになった印象です。
「ブログやってます」ではなく「noteやってます」と言われるほどに差別化できたのは、苦しい時期にも真摯にユーザーに向き合い続けてきたからだと思います。
私はイチユーザーとして59記事をアップしてきましたが、単にユーザーというだけでなくnoteというサービスや会社のファンでもありました。
多くの人がnoteを始めるのを見て「ね、いいでしょ。僕はだいぶ前から良さに気付いて使ってましたけど」という、マイナーアイドルグループの古参ファンのような気持ちになっていました。
私がnoteをやめる理由
そんな古参ファンである私がnoteをやめる理由は「運営への失望」です。
最近note社の起こした不祥事の代表例が「IPアドレス流出」「DV被害者への二次被害助長」「ホームレス状態の方への『取材』記事の表彰」です。
比較的短期間に立て続けに不祥事を起こしています。
「DV被害者への二次被害助長」の際は記事著者、運営共に謝罪しました。
あまりスッキリとする対応ではありませんでしたが、運営が自らの非を認め改善を約束したという点で「退会」までは思いとどまりました。
しかし3つ目の件については、個人的に許容しかねるものでした。
件の記事は「人を人として見ていない」ものであり、かつそれに無自覚であるという非常にタチの悪いものでした。
あろうことかそれを「面白いコンテンツ」として表彰し連載化することは、人権意識に著しく乏しいと言わざるを得ません。
連ツイ で色々思うところを書きましたが、以下のツイートに書かれた内容に尽きます。
さかなクンさんは魚が大好きで興味持って調べて発信していますが何の問題もないですよね。
しかし、さかなクンさんが魚に向き合うのと同じ態度で人が人に向き合うのはダメですよね、という話だと思う。
- た か は し ウ ォ ー カ ー (@takahashiwalker) November 15, 2020
引っ越し先の条件など
・note既存記事の移管が楽
・無料
・広告なし
・スマホから投稿可能
・シンプルなUI
・記事内にURL投稿時に自動でアイキャッチ化してくれる
・記事内にTwitter、Facebookのリンク投稿時に自動で最適化してくれる
・記事のカテゴリ化が可能
・投げ銭的な機能はあれば嬉しい程度
・アクセス解析機能はあれば嬉しい程度
・SEOは強ければ嬉しいがそれほど求めない
・アフィリエイト収入などでの収益化は考えていない
現時点での候補
「既存記事の移行が容易」という点ではMediumが良さそうです。
はてなブログもうまくカスタマイズするといい感じに作り込めそうなのですが、無料だと広告が入ってしまいます。
有料にすれば広告消せますし年額8000円ちょいならいいかな・・・。
WordPressやWix、Strikinglyなど個人サイトを作るのも一つですが、少しでも運営コストがかかるのは避けたいので優先度低めです。
最後に
note運営の皆さん、私のnoteをご覧いただいた皆さん、これまでありがとうございました。
「決してnoteやcakesにPVを与えてなるものか」とまでは考えていないので、noteやcakesの記事は普通に読むでしょうし、シェアもすると思います。
移行先が決まったら退会するので本記事も消えます。
takahashiwalkerというハンドル名は継続するつもりなので「引き続き発信を読みたい」と思ってくださる方がいらしたら、そちらで探してみてください。
追記
運営を批判する論調で書きましたが、例の記事を読んだときに「これは人を人として見ていないやつだ!」と直感的に感じたものの、うまく言語化したり整理できない自分自身に対しても強い危機感を覚えました。
無自覚に人の尊厳を踏みにじったり、傷付けたりしてきたことはありますし、今あらゆるシーンでそうでないという自信もありません。
人権や尊厳についての理解の浅さは、今回自らに突き付けられた問いでもあります。
運営批判は「で、あなたはどれだけ人権意識高いんでしたっけ?」というブーメランとして自分に突き刺さります。
今回note運営を批判しましたが、これだけのことを言った分、マシな自分にならねばと思います。
精進。